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さよなら

最後のペンキ塗り。
いや、やらなくてもいいんだけどさ。
何ていうかね。

何もなくなった部屋に大の字になる。
風が心地よく抜けていく。

ここに来た頃を思い起こす。
そういえば割と第一印象だった。
遠距離だからNET頼りで幾つも幾つも部屋情報印刷して・・・
希望順に並べて不動産屋さんと順繰りに見た。
管理会社が煩いところは除外した中でTOPがここだった。
DKが広めでバストイレ別。
2階でガス台で南でも西でも無い。
おおよそ希望通りだったと思う。
駅から近いのはむしろ誤算というかラッキーなおまけ。

泣くほどの何かはない。
あるのは・・・なんだろな。
目的だった場所はもうない。
だからこの地を離れても問題ない。
あの場所が無くなったからと言って後悔は無い。
私は来たかったのだ。どこか遠くへ。