読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

セーラとハイジ

今日から土曜日出勤は完全に無くなったので何かいいわ~
昨夜はダラダラと夜更かし。
何の検索からかで懐かしいアニメを見入ってしまいました。
大人になってから見ると視点が全然違うんで驚くわ。
子供の時は単にアニメだから見てただけで内容もあんまり覚えてないし。

まずは小公女セーラ視聴。
あ、途中の貧しくなるところは見てません。
最初の数話と最後の数話のみ。

子供の頃はミンチン女史が嫌な人にしか見えてなかったけど・・・
(今見てもいい人ではないが)
その時代に女性で学校経営していたんだからあんなもんじゃね?
金にがめつい点はあるけどそれだって経営者なら少なからずだし。
「意地悪で嫌な人」だけではない感想がそれなりに。

主人公のセーラも同様に色々思うわー
大人が「健気に素直に真っ直ぐに正直に」みたいなことを思って作ったかもしれないけど・・・
世間知らずすぎだよなあと。
そりゃまあ子供だけど。
母親がフランス人でフランス語話せますとかとっとと言えばよくね?
(そもそも入学時点で母親がフランス人が伝わってないのもおかしい)
それを、あのーそのーで言えずにあのくだりじゃ・・・
そりゃあミンチン女史が怒るのも一概に悪いとは言えないわ。
被害妄想がひどすぎるってのはあるけど。

最後にセーラが隣家に引き取られて金持ちになって、
ミンチン女史も改心して、みたいな流れだけどさ、
その後の女学院の経営方針ってどうなるのかしら。
大人になるとそこが気になる。

続いてハイジ。
時々なつかしの~みたいな番組で見ることもあったけど、
久々に見て「ああいう声だっけ?」と驚いたわ。
記憶になさすぎる。
ちなみにこちらも最初の数話とフランクフルトから帰る~以降。
フランクフルト編は見ていません。

いや、もう、おじいさんがいいね。
それに尽きる。
子供の頃にあんまりわからんかった、おじいさんの良さ。
(嫌な人だとは思ってなかったけどさ)
5歳の子を「子供」ではなく「1人の人間」として対処しているのがいい。
しかも気難しくて人当たり悪くて~のはずなのに、
先入観の無いハイジは自分ペースで懐こく話すからそこにあわせるし。

調べてみると若い頃は呑んだり遊んだりで家の財産食いつくし、
あげくに傭兵になったり、そこで人を殺したという噂もあるようで。
戦闘でなくて人殺しかも・・・らしけど、それは無いのではないかと。
本当にそうならもうちょい顔つきというかなんと言うか違う気が。
真相は不明だけど。
でも傭兵は本当かもね。言葉の端々からなんとなく。

そして嫌な人代表だったロッテンマイヤーさん。
子供の頃は単に嫌な人だったわ~
ただ、今見るとミンチン女史以上に「嫌な人ではない度」が高いです。
女性で執事的役割ならああなってもおかしくないかと。
(執事かわからんけど家庭教師やメイドではない)
良家の主人の留守を守り体の不自由なお嬢さんを一人前にするには当たり前っぽい。
言動が厳しくて考えが凝り固まってるだけで。
それでも全く予定外の育ちのハイジを虐めて追い出すとか下働きにさせるんじゃなく、
ちゃんとお嬢様に見合う相手に育てようとしているし。
ある意味ここでもハイジを「対等に扱う大人」なわけで。
ただ、あれね。融通が利かなすぎ。杓子定規ともよく言われるけど。
相手が小さな子供であることを考えていなさすぎ。
対等に考えるのはすばらしいけど、まだまだ自分で何もかもは出来ない子供に対して、
その何もできないのをいいことに追い詰めすぎなのね。
だからハイジが精神的に病気になるわけで。

たぶん自分にも他人にも厳しすぎる人なんだろうかなあと。
ハイジの件もそうだけど、クララに対して「立って歩ける可能性がある」という考えが欠落なのかな。
「一生車椅子生活のお嬢様」としてしか見ていないというか、
今後もずっと車椅子なのでそれで生きていけるようにしようとしか考えてないっぽい。
なので立って歩けるようになって帰ってきたことで「目から鱗」だったのかな?と。

続いての嫌な人に見えるデーテ叔母さん。
この人も今見たら全然嫌な人ではないわ。
自己中な面はあるけど、しごく当たり前な行動に見えてくる。
独身で親の面倒見ているのに突然姪の面倒まで見る羽目に。
ハイジはデーテの元にいたとき「たらいまわしに~」ってらしいけど、
生活費を必死に稼いでいるならその間預けているのもありえなくない。
デーテの親(ハイジの祖父母)が何故面倒見ないのか不明。
と思って検索するとデーテの母親は要介護っぽい←そんな台詞も1話に

親が要介護で入院か通院だとしたら・・・
自分の事のほかに親のその費用のために働いて、
そこに更に姪の世話まで加わるわけで。
自分しか稼ぎ頭いないなら必死に働いて姪は金払って預けてもおかしくない。
(ハイジはなんとかいうボケはじめの人に預けていたらしい)
生活がカツカツなのと、ハイジが5歳になって山でも生活できると踏んだのか・・・
山へ預けに来るわけだけど、わからなくはない。
デーテって20代だよね。たぶん生活により婚期逃してて・・・
まあ婚期はともかく、良い働き口があるならそこに行きたいと思うのも当然で。
奇麗事言ったところで結局は金がなきゃどうにもならないんだし。

ハイジをゼーゼマン家に連れてきたのも、
それなりにハイジの事を考えて、ってのがあるかと。
生活なりの件でハイジを山へ預けたけども、
当然ながら所謂「学校的な教養」は皆無と予想されるわけで。
デーテ自身がたぶんあの村の出身っぽいし、
本人が今までの働きで苦労してきただろうし、
それを思うとチャンスだからハイジを良家に、ってのはありかと。
現にハイジは文字を読み書きできるようになるし。
山でしか学べないこともあるけど街での学びもあるわけで。

ただね、ゼーゼマン家の事で気になることが・・・
ハイジは勉強相手として来たのなら給料があるんじゃね?
もしくは連れてきた時点で礼金があるか。
(フランクフルト編を見ていないのでアニメで描かれたか不明)
生活全て見るから無賃金ってのはちょっと考えにくいかな。
そうなるとそのお金はどこへ・・・?
これをデーテが全部着服してるならデーテ守銭奴説になるなあ。
ミンチン女史に通じるものが。
原作読んだらわかるかしら。

そしてクララ。大分認識が違っていたのに驚く。
車椅子生活から歩けるようになるのはもちろんわかってるけど、
それが虚弱によるもので障がいではないという事実。
わかっているようでわかってなかったわー
最終的に歩けるようになって良かったねなのだけど、
全ての偶然が重ならなければ歩けないままだったろうねえ。
ハイジが5歳からの生活なのに山の子気質そのものとか、
デーテ叔母さんがフランクフルトに連れて行くくだりがあったからとか、
ロッテンさんがハイジを根気良く街の子に教育しようとしたからとか、
良いことばかりでなく重ならないと起きない出来事だったかと。

あと、一番に思ったのは、
意地悪には描かれていないけど典型我侭お嬢さん。
描かれていないだけで意地悪というかそういう面もあるし。
(底意地が悪いわけではない)
屋敷の中しか知らなくて、そこが全てで、
何もかも自分の思うとおりになると思っている。
(ロッテンさんが厳しいけど結局は使用人だし)

ハイジの世間知らず故の言動と違って、
狭い世界とはいえ大人の行動も実は理解していての言動。
黒く写されていないけど打算的というか・・・
と穿って見てしまったり。


そんな、まあ、色々感想も持ってしまうけど、
とりあえず言えることは・・・
今見てもいい作品だね。どちらも。
すごく丁寧に細かいことも描かれているし、
技術としては今と比較にならないとわかるけど、
だからこそ山の景色が見えてくる気がするというか、
想像力が養われるんだと思う。
今は技術が進みすぎて、綺麗すぎる絵ゆえに、
見ている方がそれ以上の想像をする必要がなくて、
そんなところから想像力が乏しい子が多いのではないかと。

それとよく言われるのは作成陣営が豪華。
確かにラインナップ見て驚きの人たち。
でもそれも結果論だけどね。
当時は別に普通だったんじゃね?わからんけど。
今回見てないけど、フランダースの犬やラスカルも同系だったかと。

あれが夜のゴールデンタイムに毎週放映されてて・・・
今それがその時間に放映されたら子供達は見るのかな?
あくまで大人が「良かった良かった」て回顧するだけのような。
もしくは「良い番組だから見なさい」と強要するとか?
アニメだからってだけの理由かもしれないけど、
好きで見ていたというのはわかるんだよねえ。
決して大人たちが良い番組だから見ろなんてことはなかったし。

今の子供といわず、例えば今20歳くらいの人達。
この人達に私らのいう上記のような作品ってあるのかな?
子育てはしてないんでわからんのよねえ。
友達の子供が成人ちょい前だけど・・・
小さいときから携帯ゲームしてたことは記憶がある。
TVも見ていたことは知ってるけど。
今度聞いてみようかしら。