させていただく症候群

大分昔にそんな症候群が云われるようになったけど、
検索してみたら今でもまあたんまりあるんだねえ。

ちなみに、「させていただく症候群」のほか、
「よろしかったでしょうか」も同様ですな。
あと、つり銭を「大きい方、小さい方」という言い方も。

クビになった前職は「正しい日本語」を使うことも多々あり、
(会話ではなく仕事自体に関係していた)
割と言葉には注意していたものですよ。
特に昨今はメールでのやりとりもあるから、
気になる言い回しは検索したりも。
さすがに全ての「正しい日本語」はわからないからねえ。

そんな中で前出の言い回しは世間でもよく言われる類。
尚、20歳ほど年下の子達にはあまり注意しませんでした。
何故なら彼らはこれから時代を作っていく際に、
それらが「標準語」となる世界ができるかもしれないから。
でも、年近い人と年上には厳重注意をしました。

「させていただきたがらない」とは良く言いました。
「今、良いのか、過去の話なのかはっきりする」も。
つり銭は「お金には方角が無い」とも。

よろしかったとつり銭は今日は置いといて、
「させていただく」について。
これは相手に了承を得た場合です。
了承を得ていないならば言い切る必要があります。
へりくだった気で「させていただく」を多用しても、
相手は「了承も得ていないのにそれ何なの?」ということです。
客商売は下手すればそういうところで揚げ足を取られます。
まあ、ようは難癖をつけられるわけだけど、
付け入られる隙を見せないのも客商売です。

GW頃に「辞めた会社はどうなったかな~」とウエブサイト拝見。

「臨時休業させていただきます。」

「営業時間を○時に変更させていただきます。」

フッ・・・

ダメだな、こりゃ。