ヤマトが悲鳴をあげているそうな。

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年末は荷物が増えるところにやれ何たらセールだのが重なり更に荷物量が増えて配達員さんがSNSに悲鳴をあげたとか。
その昔小荷物配達の事務もしたし配達もしていたことあるので気持ちはとてもわかる。
物理的な限界があり配達しきれないというのも。

ただ・・・

「その昔」の時代(ええと、今から20年くらい前になるかな)ヤマトが配達時間を2時間毎の細かい枠に分けるサービスをはじめた。
それまではたぶん午前・午後くらいでどの配送会社もやっていたのだ。
それをそんな細かい指定ができるようになれば当然客はそちらを選ぶだろう。
しかもそれを当たり前として客は「何でおたくは細かく時間指定できないの!」と他社に叫ぶ始末だ。

結果としてそんな細かい時間指定枠を受けられない配送業者は次々潰れた。
私が行っていたところはデパートの下請けだったのだが、その事業はもれなく閉鎖された。

当然その分の(小さい会社は皆つぶれた)品物は残るヤマトにどんどん流れていく。
もちろん佐川や別の宅配会社にも流れるが言うまでもなくヤマトに流れるのが多いだろう。
時代が進みネット通販も盛んになり益々荷物は増える。

今更ヤマトが「配達しきれません!」と言っても、それはお前達がやったことの結果ではないのか?と。
もちろん配達員自体が引き起こした結果ではない。
会社としてやった結果だ。
だから末端の配達員が悪いわけではないが、そういう会社にいるんだということは知っておいてもいいだろう。